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ファンを創る、コーポレートサイトの秘訣

今や企業活動に欠かせないWebサイト。

幅広い年代においてインターネットでの情報収集が一般化された状況を踏まえ、テーマの異なる複数のWebサイトを運営する企業も少なくありません。しかし、テクノロジーの進化やデザインのトレンドの変化があり、定期的な見直しや日々のメンテナンスが必要不可欠です。

また一言にWebサイトといっても、コーポレートサイト、ECサイト、コンテンツ配信を行うメディアサイトなど種類はさまざま。目的はもちろん、制作フローや運用におけるポイントも大きく異なってきます。

今回はコーポレートサイトに焦点をあて、ユーザーの心を掴みファンを創るサイト制作の秘訣を茨木県神栖市で2店舗の飲食店を展開(2020年2月時点)する「株式会社松星フードサービス様」を例に具体的なポイントを解説します。

訪れた人をファンへ導くコーポレートサイト

サイト制作には、デザインのトレンドやSEO(検索エンジン対策)、UIやUX(サイトの使いやすさ)など、様々な専門的な要素があり、難しく捉えられがちです。一定の知識は必要ですが、専門的なテクニックを駆使してもファンを醸成するサイトをつくることはできません。

どのようなデザインのサイトでユーザーに何を届けるのか。サイトの概要を決定する前に、コーポレートサイトを通して解決したい企業課題(=つまりサイトの役割)を明確に決定することが重要です。

例えば「採用に力を入れたい」や「ブランディングをしたい」等、欲張って期待を膨らませてしまいがちですが、「これが達成されればサイト制作の価値があった」といえる制作の目的(=役割)を一点に絞ります。達成すべき目的と二次的な効果に仕分けを行い、優先順位を明確にします。

サイトの役割を定める

株式会社松星フードサービス様は、地元茨城県の食材を使った料理を提供するお店を3店舗展開。和やかな雰囲気で、こだわりの食材を活かしたメニューを楽しめるのが魅力のお店です。姉妹店のブランディングをサイトの目的と定め店舗ごとに運用していたサイトをひとつに集約し、企業メッセージを発信することで、ファンを育てることに成功しています。

また、サイトをひとつにまとめたことで更新の手間が省け手軽に最新情報が発信ができ、サイトの運用効果を高めることもできました。

企業メッセージを考える

サイトの役割が明確になれば、それに沿って伝えるべきことをメッセージとして言葉に落とし込んでいきます。

松星フードサービス様では「食を通じて、笑顔あふれる社会作りと茨城の活性化に貢献する」という理念のもと、 茨城の食材にこだわったメニューづくりと店舗展開をすすめておられます。そのこだわりは地元の生産者から直接、食材を仕入れるほど。背景にはオーナーが修行時代に気づいた「食材の宝庫・茨城」の魅力と、”地元に恩返しがしたい”という創業の原点があったのだそう。

このエピソードをきっかけに「食を通じて、笑顔溢れる心豊かな社会作り」というメッセージが誕生しました。

狙い通りのイメージを醸成する

企業メッセージと具体的な事業を繋ぐ「茨城×うまいもの」をキャッチフレーズに、食材の魅力や生産者の顔が見えるページを作成。

サイトの訪問者に「地元 茨城の食材を美味しく提供してくれるお店」として認識され、地元の方には県外のお客様のおもてなしの場や特別な日の食事会に、観光客の方には「茨城の食を楽しむお店」としてのイメージづくりに成功しました。

また展開する3店舗を、和食と地酒を楽しむなら「松星」、お肉を食べるなら「肉星」と。それぞれの利用シーンをイメージしてもらえるように紹介。次の機会には、ほかの店舗を訪れたくなるような仕掛けを施し、ファン化につなげる効果を狙っています。

 

まとめ

サイト制作における目的(=サイトの役割)を定め、役割に沿った言葉で企業として目指す姿をメッセージとして発信することで言葉を通じてユーザーから共感を得ます。

次にメッセージと企業理念や事業内容がリンクしていると感じられると企業への安心感や信頼が高まってファンが創られ、ブランディングに繋がっていく――。

一連のステップを確認いただけたのではないでしょうか。

サイト制作のポイントとなるのは「企業が、誰のための、どんな存在なのか」企業の目指す姿を伝えるメッセージが、どのようなものであるかなのです。そのメッセージを考え言葉にしていくには、企業で働くスタッフの方と共に事業や顧客を俯瞰し原点に返るプロセスが大切なのです。

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